[SIJ: 20173] 宮島円坐~異界を旅する円坐~ご案内
premi
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2019年 8月 27日 (火) 23:20:46 JST
皆様へ。
表記宮島円坐をご案内いたします。
開催日程は9月28日ですが、8月中に実施するかどうか決定いたします。
あと3席必要枠があります。
お気持ちのある方はお手数ですが、8月中に山下さんの方までお問い合わせくださいませ。
昨年の宮島では台風接近の報の中、島の観光客が本土へ脱出するのを尻目に、
台風で欠航する直前の船で島に入った参加者もおられました。
頑丈なコテージの窓から強風で揺れる森の木々を見て、主催の山下さんが、
「風が見える」とつぶやいたのが強い印象となって残っています。
円坐中に台風が通過し強風がおさまると、森から鹿が現れ、黄金色の夕焼けとなりました。
皆で外に出てしばし変化(へんげ)する黄金色の空を見上げ、見とれ、看取られておりました。
円坐と影舞には不変と隨縁の二義があります。
迷いのまま、すなわちご縁のままに、一筋に言葉を辿り、一筋に指先を舞います。
皆様とのご縁のままに、しかし一筋にお目にかかれますこと、幸せに思っております。
宮島円坐 守人・影舞人 橋本久仁彦(Sw.Deva Premi)
「秋の安芸 宮島円坐 〜異界を旅する円坐〜」のご案内
宮島円坐は、宮島でしか経験できないような場所、風景の中で円坐、影舞を行います。
砂浜で、日の出の中での円坐
鳥の声いっぱいの森の中で円坐
鹿の群れと一緒に影舞
御神木の木漏れ日の中での円坐
何百年も前からそこにある巨石の前での影舞・・・
去年は、台風が直撃する中、雨、風で大きく揺れる木々を背景に影舞をしました。
そのあと円坐をしていると徐々に窓の外が黄色い光に包まれ、外に出てみると雲が流れ、その間からは黄金色の光が射していました。
鹿もどこからか出てきて草を食べています。
その時、僕の中には何とも言えない感じが湧きあがってきました。
宮島円坐では、特別な場と時があなたを待っています。
そこであなたは、今までにない何かを感じたり、まったく忘れていた昔のことをはっと思い出したり、思いがけない何かに出会うことでしょう。
ふつうならば出会うことができない異界と出会ってしまった衝撃は、私たちに全く新しい世界や、新たな時間(神話的時間)の存在を感じさせ、そしてそういう世界が存在するという確信は、それまでの人生をリセットし、新たな自分を生き直すための約束を私たちに与えてくれる。
(能楽師 安田登著「異界を旅する能」より)
宮島に行きたいと思いながらそのチャンスがなかった方、宮島の特別な場所に興味がある方、なぜか異界という言葉が気になる方、非日常を体験してみたい方、新たな自分を生き直すことに興味ある方、円坐や影舞ファンの方など
ご参加をお勧めします。
<募集概要>
■ 日時:9月28日(土)13時 〜 9月30日(月)14時
■ 場所:広島県廿日市市宮島町
■ 定員:10名(申込み順)
■ 参加費:50000円(宿泊費、食費含む)
■ 円坐守人:橋本久仁彦さん(ニックネーム:くにちゃん)
■ 主宰:山下徹(ニックネーム:ぺけ)
■ 申込み、連絡先:山下徹 peke_elk @ icloud.com
<円坐とは>
円坐守人の呼び掛けの言葉に呼応して、定められた場所と刻限に寄り合った坐衆(参加者)が、ただ円に坐り、成り行き(道往き)を共にすることです。
円坐守人は、円坐の呼び掛け人であり、円坐の坐衆の一人でもあります。
円坐守人の役目は、円坐の場所と刻限の決定(結界)を尊重し、「円坐」という出来事(アラハレ)に目を見張り、話し手の言葉(事の端)に耳を澄ませ、円坐守人として自らに約束した「聞く」という道を果敢に辿り、刻限まで円坐(坐衆)と共に在ることです。
円坐には、あらかじめ決まった目的や話すテーマ、展開など意図して構成されたものがありません。
集った人と円になって座り、心に浮かんだことを話したくなれば話し、話したくなければ沈黙し、思いのままに過ごします。
<橋本久仁彦さん(くにちゃん)のプロフィール>
1958年大阪市生まれ。大学卒業後は高校教師となり、アメリカの心理学者カール・ロジャーズが提唱したパーソン・センタード・アプローチに基づく「教えない授業」を10年間実践する。その後アメリカやインドを遊学し、人間同士の情緒的なつながりや一体感とともに発展する有機的な組織作りと、エネルギーの枯渇しない自発的で創造的なコミュニティの建設に関心を持ち続けている。
平成2年より龍谷大学学生相談室カウンセラー。様々な集団を対象とした非構成的エンカウンターグループを行う。
平成13年12月に龍谷大学を退職、プレイバックシアタープロデュースを立ち上げ、プレイバックシアター、エンカウンターグループ(円坐)、サイコドラマ、ファミリー・コンステレーション、コンテンポラリーダンスなど、フィールド(舞台)に生じる磁場を用いた欧米のアプローチの研究と実践を積み重ねるも、このたび、10年間の活動を終え、その看板を下ろす。
現在は、ミニカウンセリング(傾聴空間建築)やファシリテーター(相聞円坐守人)のトレーニングクラスをライフワークとして継続している。
以上です。皆さまのご参加をお待ちしております。
山下徹
追伸:添付したのは、台風通過後の写真です。
円坐を休憩して、みんなその雰囲気に浸っています。
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