[SIJ: 21134] 2020年イブイブ円坐ご案内
premi
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2020年 12月 8日 (火) 02:55:54 JST
皆様へ。
本日18時半より影舞山月記(鬼)クラス開催にあたりまして、
喫茶リエ(大阪市西区千代崎2−20−8)は17時から18時半まで開店いたしま
す。
有無の一坐謹製の特製カレーとコーヒーをどうぞ。
カレーは有無の一坐橋本美佐子の調合、珈琲は同じく橋本悠が淹れています。
橋本悠は今月23日、昨年に引き続き第二回目となる「イブイブ円坐」の守人を務め
ます。
彼が仕切る円坐は解像度が高く、異化作用の強い場になります。
それは彼が真摯な探求者としての舞台人であるからでしょう。
円坐がグループワークではなく「円坐舞台」に転化しつつある今、
僕はこの境地へ社会適合度の高い教師やカウンセラーの仕事から辿り着きました。
対して橋本悠は社会適合から遠い場所、非社会的で特殊な厳しい稽古を日常とする舞
台役者の世界からやってきました。
同じ円坐守人を名のりながら、彼と僕とでは口にする言葉が違い概念も違っていま
す。
僕は言葉を辿って景色をとらえますが、彼は言葉を透過して相手が「動く」姿を直接
見ます。
円坐では坐衆はじっと坐っているように見えるのですが、実は円形の舞台の上で大い
に動いている「無形のもの達」がいるのですね。
円坐で橋本悠の行動とその世界観にふれるたび、僕はスリルを感じてドキドキしてい
ます。
イブイブ円坐は参加定員を満たし現在キャンセル待ちですが、ここに彼の案内文を掲
載し、記録しておきたいと思います。
有無の一坐 坐長 はしもとくにひこ(Sw.Deva Premi)
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イヴイヴ円坐 橋本悠氏からの案内文
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近頃また段々と寒くなってきました。
場所も違えば寒さの程も其々でしょうが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
近頃僕は死んだらどうなるのかとか、世の中どうなってるのか、これからどうなって
行くのかとかそんな事をいつも寝る前に考えてしまいます。
姉に言われるまで忘れていましたが、誕生日が近くなっているからでしょうか。
円坐というものは知ってましたが、実際にその場に座ってから2年、守人として初め
て円坐に座ってから1年。
歳を重ねたからか、円坐をして色々な人に会っているからか、自分の中で何か価値観
的なものが大きく揺れ動いているのを感じます。
イヴイヴ円坐はクリスマスイブの前日にするので、イヴのイヴという意味で去年名付
けたのですが、
肝心のイヴの日を勘違いしていて当日がイヴの前々日だったので名前の通りにはなり
ませんでした。
今年はまたくぅの方から一緒にやろうと声をかけてもらって、名実共にちゃんとイヴ
イヴになりそうです。
ただその場凌ぎの目的だけをもって生きて、死んだら無になると考えたら途端に人生
が虚しくそして死が恐ろしくなりますが、
家族や出会った大事な人達に恥じない様にと思って生き、そして死んだら同じ場所に
行けると思うと全く死が怖くなく、生きる活力が湧いてきます。
生き方死に方は別々の様に考えてしまいがちですが、生き方は死に方に、死に方は生
き方に強く関係している。
もっと言うと分ける必要がないと思います。
死んだら終わりという価値観もあると思いますが、死を肯定する生き方の方が実に有
意義な、時間に追われない人生になるなと最近考えています。
なので最近ニュースなどで見たり、実際に誰か又は歴史が眠っている場所にいって見
て、今はもう生きていない人、
物が蔑ろにされているのを見ると、蔑ろにされているモノ達の方ではなく、むしろ今
生きているこちら側に凄い孤独感を覚えます。
それで良いとしてる人達はどこへ向かって生きて、死んでいこうとしてるのか、
そもそも考えていないのか、わかってそう生きているのなら実に強い人達だなと思い
ます。
今年1年はコロナの影響もあってたくさんの方が亡くなりました。
世界中の誰もが死を身近に感じた、近年稀に見る1年だったと思います。
その1年の最後に行うイヴイヴ円坐ですが、どうなるかは勿論分かりませんが聖夜の
前もあって、
今の僕としては亡くなった人、生き延びた人を祝福したい気持ちでいっぱいです。
少ない席ではございますが、大事なクリスマスイブの前の日につどってくれる人達と
顔を合わせられるのを、
心よりお待ちしております。
橋本悠
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イブイブ円坐 松岡弘子からの案内文
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今冬クリスマスのイブイブ12月23日に、
水の都、大阪「中之島」で円坐をひらきます。
かつて中之島にあったデザインミュージアムでは、
坐・フェンスの縁坐舞台の公演が月々夜毎興行されました。
(「坐・フェンス」は橋本久仁彦氏が長年座長を務めた一座です。)
今はもう中之島デザインミュージアムもその場所には無く、違う建物に変わってしま
いました。
たとえ、人々の記憶から忘れ去られたとしても・・
中之島は今もこの先も永遠に縁坐舞台の魂宿る「ふるさと」です。
と、同時に、わたしにとって、そして、縁坐舞台にとっても、中之島は「関ケ原」で
す。
年の終わりが定まると、
これから先の晩夏から秋、そして冬へと、
様々なことがありこれからも色々な事があろう令和二年の終わりの瞬間へ向かって、
凛とした冬景色が、一気に眼の前にひろがります。
イブの語源は、
イブニングという夜の事です。
大都会の中心の凛とした空気の中、
朝と昼間は円坐に坐り、夜は中之島の冬景色を歩き、気が向けば影舞い、言祝ぎま
す。
中之島は例年、
電光色にライトアップされ、
見物の人や車で賑わうようですが・・
今年はどうなるかまったくわかりません。
コロナウィルスによって、
今年は奈良や京都などでも、
その土地本来のかがやきや音、
古より変わらぬふるさとの原風景を、
思いがけずわたし達に見せてくれました。
ひょっとしたら中之島も、
堂島川と土佐堀川の間の中州にある、
難波(なにわ)の水の都の姿や景色を見せるでしょうか。
令和二年冬の景色をご一緒しましょう。
イブイブ円坐の守人を、
昨年と同様、橋本悠氏と共に、
今年も務めさせていただきます。
おかげさまで大変有り難き光栄です。
暦の上では年末はまだ先ですが、
もう年末を迎えている気分です。
今年も大変お世話になりました。
それでは、
ご縁ある方のお越しを、
心よりお待ち申し上げております。
松岡弘子
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◆◇ 日時 2020年 12月23日 9:45〜16:45
◆◇ 場所 大阪市北区 中之島
◆◇ 守人 松岡弘子 橋本悠
◆◇ 会費 7,000円
◆◇ 募集 (キャンセル待ち)お問合せください。
◆◇ 申込 松岡弘子 <mailto:soumon.enza @ gmail.com> soumon.enza @ gmail.com
橋本悠 <mailto:kagemai @ au.com> kagemai @ au.com
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