[SIJ: 20520] 円坐家族 ご案内
premi
ptproduce @ bca.bai.ne.jp
2020年 1月 1日 (水) 15:02:14 JST
皆様。
今年もとうとう大晦日ですね。いろいろなことがありました。
ご縁の深かった方々とお互いの身の上を振り返ることが楽しく、また懐かしく思えています。
明くる新年1月25日の土曜日に、生駒石切亭にて表記「円坐家族」を行います。
僕は今、円坐と未二観と縁坐舞台を仕事として生きています。
カウンセラーやファシリテーターやセラピストと名乗って、カウンセリングやエンカウンターグループやセラピーのワークを
したこともありましたが、今はそれとは異なる場所に立っています。
円坐守人は、「援助」や「共感」や「促進」などを行いません。
守人は時と場所を定め、自分と、参加者である「坐衆方」を包む「結界」を生み出し、「ことば」が来訪できる「舞台」を準備します。
その「仕事」のために、守人は円坐に守人自身の全人生を投入することになります。
これは言うに易しく行うに難いことですが、「人間関係」や「人間の場」に携わる仕事を生涯にわたって続けてきた僕には、
残りの時間を考慮した時に、悔いのない唯一の道のりであり、この時代と社会に対峙しうる自分の最後の仕事の形であると
思っています。
そして今回、人生で初めて、息子と娘が 「円坐家族」 を仕事として企画、主催し、僕をゲストとして招聘しました。
令和元年の今年、息子と、人間として新しく巡り合う事ができました。
今は四国の四万十に暮らす娘とも、新たな地平で出会い直しました。
妻は、僕の仕事をまさしく縁の下から全力で支えてくれています。
僕はこの家族の一員であることを誇りに思って円坐守人の仕事をしています。
円坐とは、この人生において 「初めて人に出会う」 ことであると思います。
この言葉には、生きている方もすでに亡くなった方々も含まれています。
そうでなければ 「初めて人に出会う」 という人生最大の出来事は起こりえないでしょう。
そしてそれは、この人生において 「初めて自分自身に出会う」 という祝祭の出来事でもあると思います。
自身のすべてを投げ入れてことばを辿り、対峙して、「円坐舞台」という気圧を生み出し、
坐衆が立ち上がる「舞台空間そのもの」に変化(へんげ)して「仕合う」円坐守人の姿には、
素朴な、ふれて、ゆれる、守人自身の生き様があらわに立ち昇り、坐衆は直接その影響を受けます。
「影響」は常に双方向であり、同時ですので、坐衆の素のままの姿や生き様も直接守人に届き、守人は、ふれて、ゆれて、おののきます。
こうして円坐守人は、円坐結界の中で、おのれの内外に起こるすべてと対峙し、ふれあい、ゆれあいます。
いわば、円坐守人は我が身を差し出して円坐舞台そのものになり、その行為(=覚悟)の結果、
一時間なら一時間の円坐舞台が坐衆全員にとってかけがえのない 「自分と他者(死者)」 の姿がアラハレる舞台空間になります。
そしてこの二者を分ける 「と」 は、分けると同時に分かれていない無分別の 「と」、すなわち 「未二観」となってけじめがつきます。
円坐舞台は「癒しの場」というよりは、むしろ一世一代の晴れの舞台、一期一会の名残りの舞台というべきものです。
橋本一家 円坐守人、影舞人 橋本久仁彦 (Sw.Deva Premi)
< 円坐家族 >
■日 程:2020年1月25日(土)
■時 間:10:00〜17:00
■内 容:
10:00〜12:00 橋本久仁彦・橋本仁美・橋本悠による円坐(鼎談)
12:00〜13:00 昼休憩
13:00〜17:00 橋本家とご参集くださった方全員による円坐(影舞)
(時間は目安です。若干前後する場合があります)
■会 場:石切(東大阪)
■参加費:10,000円
■申込先:
お名前と当日の連絡先をご記入のうえ、下記いずれかのアドレスへご連絡ください。
会場など詳細についてご案内させていただきます。
<mailto:kagemai @ au.com> kagemai @ au.com(橋本悠)
<mailto:hitomi.hashimoto918 @ gmail.com> hitomi.hashimoto918 @ gmail.com(橋本仁美)
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ご案内・橋本悠
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だんだんと寒くなって行く2019年
僕は何度も軽い風邪を引き直しながらも元気にしておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
変わらず元気であれば何より幸いです。
本格的に円坐に関わり、色々あった今年最後の更新です。
来月はもう2020年ですが、その1月25日(土)に、僕(橋本悠)と姉(橋本仁美)で円座を主催したいと思います。
ゲストとして2人の父、橋本久仁彦を迎えて最初は久仁彦、仁美、悠による鼎談からスタートしようと考えております。
その後は、鼎談をご覧下さった方々も含めての円座を組み、それぞれの疑問を3人か、その円座自体にぶつけて頂く場も作ろうと思っています。
最初は「今まで以上に家族の色の強い円坐の場を作るのはどうなのか」と思ったり、それ以外にも影舞の場にお金を払って来てくれている人達に、立ち位置やその他諸々の指示をするような場面があった時に「申し訳ないな」と感じていました。
その言い訳になるかもしれないですが
「円坐、影舞、未二観を家族単位でやっている人は恐らく他にいないだろう、なら来てくれている人達に円坐、影舞、未二観などの人との関わり方が、自分の人生に本当に役に立つのかどうかを、僕たち橋本一家をサンプルとして、人柱に使って欲しい。
もしその先で家庭崩壊でも起ころうものなら、(やっぱりな、やらなくて良かった)と笑っていただければ幸いだ。」
とも強く思うようになったのです。
なので今回は、家族にとって円坐は良いものなのかを問うために皆様に手伝って頂き、必要とあらば叩き切ってもらえると思えばこそ、僕達も安心して腹を見せ合うことが出来ると思い開催しようと考えました。
普通ではない家族ですが、普通であることが幸せなのかは個人的にここ数年のテーマとして頭にあります。
もし違うなら一家で狂うのも一興なのかと思います。
主賓、橋本久仁彦(元・教師)
守人、橋本仁美(元・バンドマン)
守人、橋本悠(元・役者)
当日皆様に会える事を、心より楽しみにしております。
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ご案内・橋本仁美
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円坐家族という名前で円坐をひらきます。
気がつけば、円坐をする一家になっていました。
それが良いことか悪いことなのかは、わかりません。
円坐、未二観、影舞を生業にする父の影響を強く受けて、生きてきました。
一緒に仕事をするようにもなり、近すぎる親子関係を巡って様々なことが起こりました。
親の影響を受けていることが、自分の人生を生きていないように思えたり、
親子関係が原因で大切な仲間を裏切る形になったようにも思えて、父を恨んだこともありました。
父から自立したい思いで、大阪の現場を離れて四万十へ行きました。
四万十では父と関係ない新しい道へ進もうと模索したこともありましたが、
一年たって結局、大阪にいたときと同じことを四万十でやり始めました。
どうして円坐に戻ってきてしまったのか。
やっぱり、面白いと思ってしまったからです。
そして「家族から離れたい、自立したい」という思いによって、家族で一緒に仕事をするのが
楽しいと感じていた自分を否定していると、息が詰まってしまったためです。
円坐に戻っていくのは、今後の自分にとって間違った選択なのかもしれない、
自分の人生を生きられないかもしれないという恐怖もあります。
そして人に迷惑をかけてしまうかも。誰かを裏切るのかもという不安もあります。
だけど、何が正しいか、これ以上考えてもわからず、人にたずねてもわからない。
人に迷惑をかけずにやっていく方法も思い浮かばず、
残った選択肢はいま自分の体が向いている方向へ行くことしかありません。
円坐とは、本音で語り合う場です。
未二観は命をかけてきくこと、影舞は本気で向き合うことです。
それによって衝突が起きたり、望まない決裂が起きたりもします。
辛いけど、それでもやるのは、本物が、生きる原動力がそこにあり、
普段の関係がふっとんで、日頃のぬるま湯のような意識で悩んでいたこともふっとび、
なんの迷いもなくなり、目の前の人に命をかけたくなるくらいまで、力がみなぎるからです。
大げさだと笑われることを覚悟に、そのようにしか表現できないのでそのまま書きます。
最後に
仕事に家族の事情を持ち込むのは、周りの人に迷惑をかける、良くないことなのかもしれないと
いう思いはまだあります。そこも含めて、どうか真相を見届けてください。
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