[SIJ: 21102] 円坐ひとひろ〜京都鴨川河原縁坐舞台 ご案内

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2020年 11月 21日 (土) 00:23:00 JST


皆様へ。



きくみるはなす縁坐舞台・有無の一坐はこの11月11日に、

水上勉がそのふるさと福井県大飯町に建てた中部建築賞受賞の日本建築、

「若州一滴文庫」のくるま椅子劇場にて出稽古をいたしました。



この劇場は、まるで縁坐舞台や影舞のために存在しているかのような舞台空間で、

背景の大きな窓を透過してくる竹林の緑の光が醸し出す幽玄の空気の中で、

真摯に影舞を舞えたことは我らの人生の喜びとなりました。



僕はこの日、いろんな場面で、

「ここは縁坐舞台の聖地や。これ以上影舞にぴったりの舞台はない!」

と何度も感嘆の声をあげました。

「若州一滴文庫」という時空間の精神性が縁坐舞台とまったく同じであると感じてい
たからです。



信州上田に慰霊美術館「無言館」を建てた窪島誠一郎さんは水上勉の息子さんです。

氏が朗読した『日高安典さん』の時空間で行う影舞は、

我々が大切に思う方々のために上演してきた有無の一坐の魂ともいえる影舞舞台で
す。



今回、窪島誠一郎氏がお父様を想って立たれたその同じ舞台にて、影舞『日高安典さ
ん』を上演させていただくことが出来ました。

これは、心の底からありがたい出来事でした。



福井への出稽古でしたので、越前の長慶寺からご住職の泰円澄一法師が駆けつけてく
ださいました。

師は端坐して我らの舞台を見届けてくださったばかりか、ご自身も渾身の影舞を一坐
の面々と仕合ってくださいました。



舞台上の師はさすがに見事な立ち姿舞姿で、有無の一坐の縁坐舞台に度量の大きい華
を加えてくださいました。



「またぜひ来てください」と一滴文庫の職員の方の温かいお声を背に受け、我ら有無
の一坐一同、ご縁の続く限りこの劇場へ

出稽古に参らせていただく所存でおります。



もちろん越前長慶寺の泰円澄師には毎回お運び頂きます。

あの日以来、師はお寺の本堂の柱に指先を添わせて影舞の稽古をしておられるとか。

我ら一坐も日々円坐影舞の稽古研究に余念がありません。幸せな日々であります。

こうして年11月11日、有無の一坐の大切な「聖地」ができました。

深く御礼申し上げます。



来週24日火曜日は第8期影舞山月記(鬼)の開始。

翌25日水曜日は、高槻市の保育園でのきくみるはなす縁坐舞台の終了後、僕はその
まま信州小谷村へ急ぎの円坐仕合に参ります。

有無の一坐はそのまま京都鴨川河原に向かい、円坐影舞河原舞台を立ち上げます。

 ご縁の方々にお知らせいたします。



                   円坐影舞・有無の一坐 坐長 はしもとく
にひこ(Sw.Deva Premi)







みなさま



こんにちは。

木の葉もすっかり色づき、

秋の季節も深まってまいりました。



今年の夏、

橋本仁美氏がご家族のもとに帰って来て、

うちの末っ子長男もコロナで下宿を引き払い、

家に帰って来ました。



「ただいま」と、家に帰ると、

「おかえり」と、家族がいつもいます。

たとえ離れて暮らしていても、

たとえ肉体を離れて魂だけになっても、

いつも家の中では元気な面影でいます。



前回「ひとひろ」は五年前の冬に、

箕面相聞円坐を開催いたしました。



このたび、

「有無の一坐」

橋本仁美氏と松岡弘子は、

皆様のおかげさまをもちまして、

「ひとひろ」でよみがえります。



いま、まさに、

「ひとひろ」の節目であり、

是即ちまさしく関ケ原です。



11月25日水曜日夕刻より、

出雲の阿国さんゆかりの、

京都鴨川の河原を舞台に、

縁坐影舞います。



出雲の阿国さんは、

我々にとっての芸能の神様です。



出自は諸説あったとしても、

阿国さんはこの現代にもういなくても、

いまも鴨川の河原で小屋掛けし、

民衆のまなざしのなかを舞っています。



ひとひろ縁坐影舞を観てくださる方、

円坐影舞や縁坐舞台にご関心ある方、

「有無の一坐」一尋縁坐舞台空間へ、

よかったら、ご参集お越しください。



ご縁ある方のお越しを、

心よりお待ち申しあげております。





松岡弘子







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橋本仁美さんからのご案内文

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先日、有志の方で集って子育てについて語る円坐をしました。

自分は子どもはいないけど、そこで語られる葛藤は

自分が身を置いてきたこれまでの境遇や今まで聞いてきた言葉と

重なるものが多くありました。



 子どもにとってどんな教育が良いのか。

管理的な学校、主体性に任せる学校、どちらも正しく、

どちらも間違った面があると思いました。

 何事もいつも正しく、間違っており、そのあいだをゆれ動き、

結局あなたとわたしの話になって、お互いが対峙する姿を子どもたちが見て、

その生き様が伝わっていくのだと思います。



そうやって時代を超えて人々のあいだを伝わっていく方のもとへ、

松岡弘子さんと、ふたたび「ひとひろ」で詣でるご縁をとてもありがたく思っており
ます。

京都の河原にてお待ちしております。



橋本仁美







< 円坐ひとひろ  開催要項 >>>>>>>



日時:11月25日水曜日 午後四時〜午後七時

開演:日没前

終演:日没後

会費:五千円

場所:京都 河原町 四条大橋や五条河原にて

影舞人・縁坐舞台守人 :橋本仁美 松岡弘子



お問い合わせ・ご参加の申込みは、

下記アドレス迄お願いいたします。

 <mailto:soumon.enza @ gmail.com> soumon.enza @ gmail.com 松岡

 <mailto:hitomi.hashimoto918 @ gmail.com> hitomi.hashimoto918 @ gmail.com 橋本







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