[SIJ: 21366] 卯月相聞茶堂 ご案内
premi
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2021年 4月 9日 (金) 13:45:55 JST
皆様へ。
卯月相聞茶堂は15日木曜日に生駒石切未二観茶堂にて開催いたします。
撮りしひと 撮られしひとも 今はなく
一枚の写真 手のひらに載る
桜満開の頃に書いていただいた以下のご案内文。
来年の桜を見れるかは分からないと思って、
しっかり見たつもりの桜でしたが、やはり、
あっと言う間のはかない花見の季節でした。
葉桜の石切にてお茶と未二観と影舞と円坐をいたしましょう。
卯月 相聞茶堂 守人の一 橋本久仁彦(Sw.Deva Premi)
みなさま
こんにちは。
日本の里や山、川辺や海辺は今、美しい 桜 で満ち満ちています。
花びら、ひとつ、散るにしても、
左右に揺れながら、裏に表に回りつつ、
空中で落花がふと止まったり、
春の嵐に惜しげなく散る様は、
本当に美しく、光っています。
光凪ぐ海の影(かが)やきは 縁(ゆかり)色
ご縁の眼差しに照らされ 影やく光 絶えなん
もうじき、白妙の卯の花も、咲くことでしょう。
甘いおからの煮物を作ると母はいつも、
タッパーいっぱいの「卯の花」を運んで来てくれます。
「卯の花」と、
お月さんみたいなオムライスは、
おかげさまで今も元気に生きております、
懐かしい母の味です。
それでは、
卯月 相聞茶堂にて、ご縁をお待ちしております。
松岡弘子
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◇ 開催日時:4月15日(木) 10〜17時
◇ 茶堂場所:東大阪『石切 橋本亭』
◇ 円坐守人:橋本久仁彦 松岡弘子 橋本悠
◇ 内容:未二観・影舞・円坐・円坐舞台
◇ 会費:一万円
◇ 申込: <mailto:soumon.enza @ gmail.com> soumon.enza @ gmail.com 松岡
◇ ご挨拶:
相聞茶堂は、令和二年七月から三カ月間『浦堂 きらら』で、九月からは『高槻町 うらら』の古民家へ移り開催して参りました。令和三年一月より『石切 橋本亭』にて開催いたしております。
「相聞」とは、カウンセリングやコーチング、セラピーではありません。知識による人から人への受け渡し教育でもありません。誰もが乞い乞われる万葉の相聞歌のような、魂の呼応です。
「茶堂」とは、日本の喫茶店のルーツです。四国の各地の村境にある小屋のことで、生活をする中で世代を問わず語り合ったり旅人をお接待する憩いの場であったり、四国の各所には数多く残っています。
その「茶堂」を場所としてそこから呼び覚まされる生活の言葉、智慧による願われた言葉が、我々に生まれる瞬間、生活に深く根ざした、思議することあるべからず世界へと道がひらける、そんな、ちいさなわたしを通じて、世界の歴史全体を包み込むような空間がこの世にひとつ、あればいいなあとおもいます。
歴史を越える心にふれるには、人に会うことでしか始まらないと思います。
人の語る言葉をそのまま聞くということが、たとえ発語がなくとも、聞こえてくる言葉をそのまま聞くということがほとんど無くなりつつある現代だからこそ語りの言葉には他者への敬意と土地への誇りも、同時に、不可欠だと痛感しています。
わたしたちはこれまで長い歴史の中でいのちの事を生命とは呼ばず、寿命と呼んで参りました。寿というものをいただいて、命そのまま生きているわけですが、現代は個人の生命を私有化してしまい、大変苦しんでいます。寿命とは一体なんだろうかと思うのです。生活に根ざした、向こうからの呼び声のような、魂の言葉のような、寿命とはそんな願いのような気がしてなりません。
そこで「相聞茶堂」という見えない小屋の棟を上げ、その土地の舞台となり、皆様と共に、この現代でいうお接待の形を試みてみたいと思います。
同時に、この願いというものは、いつの世にも願われてきた「呼び声」でもある、という気がしています。
では、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
松岡弘子
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