[SIJ: 21845] 寒立の円坐2021最終のご案内

premi ptproduce @ bca.bai.ne.jp
2021年 12月 6日 (月) 17:07:50 JST


皆様へ。





今週末に迫りました妙高高原「寒立の円坐2021」最終のご案内です。

お陰様にて成立の運びとなりましたが、日程と参加費に変更がありますのでご連絡い
たします。





「この未完の人間関係の仕事に、終わりがなく守人冥利に尽きます。

有無の一坐の皆様、このたびの十六番稽古、誠にありがとうございました」





先月終了した生駒石切での円坐守人稽古を終えて、盟友から頂いた一文です。

その通り、我々の人間関係は「大いなる未完」の仕事です。





この「大いなる未完」を僕は「舞台」と呼びます。

円に坐して向き合い対峙する「舞台」から、どうしようもなくおのずから生じてくる
ナマの人間関係を「円坐舞台」と呼びます。

僕にとっては他のどんなものよりも面白い「この世の華」としての「我々の人間関
係」です。





「他人には本当には触れることなどできない。

結局人との関係とは無常なもの。

虚しく過ぎ去って一人残らず皆死んでしまうのがこの人生である。

だから生きている間に自分が楽しいと感じることをやるだけ」





このような言葉を聞くとき、僕は大変興味を惹かれます。

他者には触れることができます。そこに実在しているのだから。

「無常」とはいつもそこにいてくれる確かな存在がこの世でまとう仮の姿にすぎませ
ん。





「生きている間に自分が楽しいと感じることをやる」

この言葉には無理があると思います。

「自分が楽しいと感じる」ことはありえないから。





人間関係には本当に終わりがありません。

ふれればふれるほどに未知が深まり、人生が生死を超えて広がっていく丸ごとの面白
さがあります。

目の前に坐っている普通の人間に見えるその人が、対峙する時間の中で永遠の謎に転
じるというどんでん返し。





円坐舞台では普通の人間が非人間になり、非人として生きてきたものが人間としてよ
みがえります。

有る者がなく、無い者がある有無の境に生まれ出るのはトザイ東西津々浦々関ヶ原、

「きくみるはなす縁起円坐の影舞舞台」と名のり上げます。

人間ではないご縁のその姿こそ、人間の真実そのものであったという有無回転の一
幕。





それはこの私自身が私にとって本当は何者であったのかというのっぴきならぬ問いに
さらされる最期の一幕。





大団円の垂れ幕には以下の文言を掲げてもよいものか。





「他人には本当には触れることなどできないどころかその人こそ私の命そのもので
あった。

結局人との関係とは無常すなわち宇宙全体が支える永遠の関係。

虚しく時間は過ぎ去っても他者と「真実関わった者」は一人残らず皆死なないのがこ
の人生。

だから生きている間に有無一如、宇宙全体が「お前は楽しい」と感じてくれることを
やるだけ」





寒立の円坐2021 円坐舞台守人 橋本久仁彦(Sw.Deva Premi)





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





【寒立の円坐2021 最終のご案内】





みなさま





新たに変異したものが俄かに世を騒がしながら、季節は師走へとうつろいました。

早いもので、来週末には新潟・妙高高原で「寒立の円坐2021」の幕が開きます。





昨年の妙高で豪雪に見舞われる直前、

今にも雪が舞い降りてきそうな曇天に向かって広がる落葉しきった樹木をカメラにお
さめました。

そこに写る枝々のようすは、まるで造影された人体の血管網を見るようで、

繊細な美しさに目を奪われながらも、ふだんは隠されたグロテスクさを目撃したよう
で少し怖い気もしてくるのでした。





こうした感覚は、円坐に坐して誰かと対峙しているときにも感じることがあります。





目の前にいるその人と自分の、美しさも醜さも強さも狡猾さも脆さも、

すべてのそこに在る事実があきらかになるとき、身体の芯から震えがきます。





その内なる振動は、感情や思考を超えた生命力の震えなのかもしれません。

が、震えがどこからくるかなんて分析も実はどうでもよく、ただ震えるままにそこに
居て、

どんな無様を晒しても対峙するその人との時間を生ききるしかない、というのがわた
しの円坐体験値です。





今年も守人の橋本久仁彦さんが、悲喜こもごもを繰り広げるであろう、わたしたち坐
衆の生き様を最後まで見届けてくれます。





自らの有形無形の言葉に耳を澄ませ見届けてくれる人がいることで、

大いなる関心をもって未知なる他者という“山“に登る勇気が振り絞れるのだと思う
のです。





残り一週間、飛び込み参加歓迎いたします。

部分参加もご相談ください。





すでにご存知のことと存じますが、

事情により合宿日程を5泊6日に変更しております。





これにより参加費は従来価格より5万円引きとなる

通し参加費14万2,000円(5泊6日分の円坐参加費・会場費・宿泊費・1日3
食の食費・温泉入湯税・ツアー保険料・暖房費・消費税などが含まれます)でご案内
しています。





リピート参加の方には、ここからさらに2万円引きの

「12万2,000円」とさせていただきます。





部分参加の場合は「1泊につき24,000円」×宿泊日数となります。





詳細とお申込ホーム

https://ws.formzu.net/dist/S25799617/





以上、よろしければご検討ください。





追伸 先日、橋本さんの最新インタビュー記事(前編)を公開させていただきまし
た。

こちらもよろしければご高覧いただければ幸いです。





INTERVIEW 橋本久仁彦さん 前編

「あの人との“生きた時間“は わたしの“死んでいく力”になる」

https://ajanta-miwa.hatenablog.com/entry/2021/11/16/195853





最後までお読みくださり、ありがとうございました。





妙高でお目にかかれなくとも

どうぞ健やかに佳き新年をお迎えください。





「寒立の円坐」呼びかけ人

菅野美和(Miwa Sugano/Ajanta)

sugano_m @ nifty.com

090-2214-5510

さ



SIJ メーリングリストの案内