[SIJ: 22385] 第二回相聞放談円坐と広島ふるさと円坐 ご案内
premi
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2022年 8月 18日 (木) 22:58:07 JST
皆様へ。
四万十での1週間の出稽古から戻りました。
町役場で開催した「四万十人の心と円坐」には、
橋本仁美の声掛けで、町議会の議員も来てくださって、
真剣で充実した円坐になりました。
車で3時間半もかけて来てくださった方もありました。
5月に実施した第1回四万十出稽古で円坐と影舞を経験された方が
ぜひにとご友人を誘ってくださったのでした。
大阪に帰る日には、お世話になった地元の方が、いつもの畑仕事の服装ではなく
開襟シャツと帽子でおしゃれをして見送りに来てくださいました。
「もんてきぃ」(もどっておいで)
と言ってくださるのは、外から四万十に来た方々ではなく、
この土地で生まれて死んでいく地元の方々です。
人々が会いに来てくださるということ。
人々と絆が結ばれていくということ。
地域に人と人との関わりあいの波が広がっていくということ。
絆を感じる人々が増えていくにつれて四万十という土地が
我々にとっての懐かしい「ふるさと」になっていきます。
1週間という過去の出稽古より長期間に渡る滞在によって
我々の仕事が何であるのかが見えてきました。
地域全体を円坐そのものとしてとらえるこの仕事を
「ふるさと円坐」
と名付けたいと思います。
「もんてきぃ」
それは個人的な出身地である「故郷」に戻ることではなく
懐かしい「未知のふるさと」に戻ることです。
その土地に敬意を表し、土地の人々の言葉を辿り、仕合うことによって、
人と人との絆が生まれます。
こうしてそこに居合わせた全員にとってのふるさとが
新しくこの世にあらわれます。
それが「ふるさと円坐」の働きです。
今回の相聞放談円坐では、
四万十ふるさと円坐の成り立ちを見つめて考察を深めます。
有無ノ一坐 橋本久仁彦(Sw.Deva Prmei)
みなさま
第二回 相聞放談円坐のご案内です。
最近有無ノ一坐は、
各地に名残りの出稽古に出ています。
ご縁ある方に呼ばれたり、
最近は、呼ばれなくても、
行ってみたら、
あとからこのために来たのかと、
明らかになる事が多々あります。
行く前から、やる意義とか、
メニューをあらかじめ決めて行くと、
起こるべくして起こる様々な事実は、
見事に失われてしまって、
予定調和しかありません。
不思議です。
起こる事は、
最初から決まっていて、
だから各地へ出稽古に出かけて行きます。
その時その時同行した一坐のメンバーは、
いつしかその土地の景色とひとつになり、
忘れがたき懐かしの面影になっています。
そのため、敬意はぜったい欠かせません。
それは、内面が、外に出るというよりも、
内から外へきちっと出て行ったからこそ、
隅々までその土地に沁み渡るのであって、
その土地と切っても切り離せないような、
何かだけ都合の良いように持ち帰っても、
手に入れた途端にただ色褪せるだけです。
あの時かがやいていた精神は、
決して容易に手に入りません。
自分の中から他者や土地に、
敬意をもって、出て行くと、
何も置いて来なくても、
何も持ち帰らなくても、
他者と土地がかがやき続けます。
その悠久の地が、
ふるさとであり、
私たちの帰る場所になっていきます。
名残りの出稽古は、
物質的に消費する観光旅行ではなく、
精神という橋をかけ渡って行く旅です。
相聞放談舞台で、
名残りの出稽古と精神にふれながら語ります。
そして、きくみるはなす縁坐舞台を置き、
ご縁ある方々とじっくり坐って参ります。
平日の夜の約三時間ほどですが、
最新の景色をできる限り言葉にしてみます。
それでは、
ご縁をお待ちしております。
有無ノ一坐 松岡弘子
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・日時:令和4年8月24日水曜
・時間:18時半〜21時50分
・場所:有無ノ一坐稽古場 大阪市西区千代崎 2-20-8
・会費:四千円
・守人:橋本久仁彦 松岡弘子
・申込: <mailto:enzabutai @ bca.bai.ne.jp> enzabutai @ bca.bai.ne.jp 橋本
みなさま
広島ふるさと円坐のご案内です。
一昨日は高槻芥川でまさしく真夏の空の下、
ふるさと相聞茶堂でした。
初見の方々や久しぶりの懐かしい人達も、
お越しくださいました。
そんな中、
いつもいるKさんがおやすみだったという事もあって、
Kさんが、いつもより一緒に「いる」感じがしました。
いつもそばに一緒に「いる」人がいないと、
もっといる様になるのは、ほんとうに不思議ですが、
高槻町の古民家うららの相聞茶堂で、
初めて見た橋本さん親子の影舞のお辞儀の姿が、
今でも焼きついています、という言葉も、円坐の中でありました。
一期一会である影舞や縁坐舞台と、
いる人がいないともっといるというのとは、通じてるのでしょう。
たとえ既知の久しぶりの方であっても以前とどこか違うというか、
どちらともなく懐かしいねえと、しみじみ芥川の堤防を歩いたり、
実際、影舞も以前と違う感じがしたり、不思議だなあと思ったり。
円坐が終わって車のところへ、
ふたたび芥川を歩き始めたら少しずつご自分の事を話し始められ、
余命を意識して生きておられるその方は「時間感覚が変わった」、
「おかげでふるさと相聞茶堂にも来れた」と仰ってて、うれしそうでした。
すると今度は私の方も、大切な人に会ってほしいという思いがわいてきて、
丁寧にこれから関わっていきたくなりました。
彼との円坐が実現するかわかりませんが、関わっていきたいと思いました。
会うのは、大事です。
もう再会した瞬間から、以前の関係ではなく、
懐かしい関係になって、本当に不思議でした。
初見の坐衆の方が、
毎日忙しくて時間がないのになぜか、
申し込んでしまいましたと、仰って、
円坐の最後にご自分の事を少し話し始めました。
住んでいる場所は遠いけれど実家が高槻だそうで、
実家には帰っておられなくて、
「高槻」「ふるさと」の文字で申し込んでしまい、
会場の案内が着て、更にびっくりされたそうです。
昔のお友だちのおうちとかも道々あって、
ご実家の校区内とのこと。
何度も、人見知りなんです、と仰っておられて、
何度か話しかけたり関わらせていただくうちに、
楽しかったし、面白い、とも、おっしゃってて、
初めてお会いしこの時間を一緒に生き過ごせて、
しあわせでした。
最初の円坐は一時間沈黙でしたが、
途中影舞の舞台を置いては味わいの交換を重ねていくうちに、
響く音や空の色が変わっていったのも今回とても新鮮でした。
いま言葉になる辺りと、
言葉にならないものもまだあるのですが、
「ふるさと」と、「故郷」というものは、
なんか、違うような気がしてきています。
なんとなくですが、
「帰る場所」と「出身」というのは、違うのかも、しれないです。
今回、真夏のふるさと相聞茶堂に、
遥々会いに来てくださった、ひろの暮らす広島で、
今年の9月7日に<広島ふるさと円坐>を開催することになりました。
会場を探すにあたっては懐かしい広島のぺけにもお世話になりました。
「ふるさと」は、ご縁ある人間同士のまさに、振里(フルサト)です。
ぜひ、晩夏の広島へお出でください。ご縁をお待ちしております。
有無ノ一坐 松岡弘子
< 広島ふるさと円坐 >>>>
開催日時:令和4年9月7日(水)
開催時間:11時15分 〜 17時15分
参 加 費:一万円
開催場所:広島市西区草津南2丁目8-6 ( 広島電鉄:草津駅・草津南駅より徒歩五分 )
開催会場:古民家 Machi+Goto
円坐守人:有無ノ一坐 橋本久仁彦 松岡弘子
申し込み: <mailto:soumon.enza @ gmail.com> soumon.enza @ gmail.com 松岡
募集人数:6名
※ 来年の晩秋は、< 広島 江田島・能美島~ふるさと相聞茶堂 >を開催いたします。
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