[SIJ: 20029] 小谷村大網をたずねて~円坐未二観影舞舞台 ご案内

SIJ sij @ sannyas.jp
2019年 7月 13日 (土) 16:51:42 JST


皆様へ。

今月は信州小谷村へ参ります。

昨日は三河の国、東岡崎のお稲荷さんの社内で、きくみるはなす縁坐舞台の稽古をしておりました。
地元のお母様方の中でも特にご熱心な方々が平日にご参集くださって、皆様の真摯な思いにふれさせていただき、僕は幸せでした。

それで、きくみるはなす縁坐舞台を本格的にお稽古する気持ちになりました。
もとよりたくさんの方々にひろめるものではありませぬ。
受け取って下さる方に、時間をかけてていねいに手渡すものであると思います。
しかし、専門家や研究者のためのものでもありませぬ。
どなたにでも、春の菜の花の香りのように、何の努力もなく届くもの。

そのような、きくみるはなす縁坐舞台のお稽古塾を、ご縁の届いた小さな庵をお借りして、置かせていただく旅の道行きです。
このような、あなたとわたしだけの「学び舎」を、少年の頃、友とそこに隠れた空地の秘密基地のように、
強い風が吹くとすぐ倒れ、雨が降ると泥にまみれる小さくて無力な、しかし生涯懐かしく振り返り続ける「居場所」として、
毎日新しく建てていきたい。テルペンの椅子の積木のように、せっかく積み上げても夕方には崩れてバラバラになってしまう。
そのバラバラに散り落ちた姿を僕は何より頼もしく思います。
そしてまた、新しく建てはじめることができる新鮮な歓びの日々は、少年の頃とまったく同じであるように思います。


きくとは「効く」、みるとは「見入る」「魅入る」「身入る」、はなすとは「放す」「華す」「端す」です。
「きくみるはなす」の中に、円坐も影舞も未二観もすべて溶け込んでいます。

この全部をまとめて、縁坐舞台、すなわち「ご縁の坐舞台」と名乗ります。
僕の人生の花道として言挙げさせていただくならば、「縁起の坐舞台」です。

辿り着く前からすでにその香りが届いてきてやまぬ、小谷村は大網集落の花々の色と山々の緑。

大切な方の思い出、面影とともに出立する明日朝の恵那・中野方への「いきて」「ゆく」旅、私塾中野方聞道への旅は、
そのまま信州小谷村への懐かしい名残りの道行きと重なり合う一本道です。

では行って参ります。

         きくみるはなす縁坐舞台 影舞旅円坐道未二観命  はしもとくにひこ(Sw.Deva Premi)


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光と影 〜小谷村大網をたずねて〜 円坐未二観影舞舞台
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雨飾山を望む田園集落、
長野県小谷村の大網(おあみ)を訪れ、
集落で暮らす友人たちと共に、
円坐をしたり、未二観をしたり、
また、集落の人たちと円(縁)坐影舞舞台を
ご一緒する時間をつくったりしながら、
3日間の大網の地を旅します。

聞くことを大切にしている仲間が暮らす小谷村大網。
一昨年は大網で3日間の円坐をひらきました。
2度目となる昨年は、円坐の他に未二観と影舞の時間も交え、
また、集落の方たちに集まっていただいて、
大網の友人や参加された方たちとの影舞を見てもらって、
交流する時間を持ちました。
終わったあと、しばらくすると集落の方たちが立て続けに、
いろんな野菜を持ってきてくれました。

昨年、一昨年は、11月、大網の冬のはじまりの季節でした。
3度目となる今回は、夏の大網に行ってみようと思います。
夏の大網の友人たちと集落の人たちに会いにいこうと思います。

夏の大網をたのしみにしているくにちゃんの顔が浮かびます。

7月、緑ふくよかな雨飾山のまなざしの中、
夏の大網の円坐旅をご一緒してくださる方を募集します。
よろしくお願いします。

中尾聡志

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※facebookのご案内はこちら
https://www.facebook.com/events/2418941211717932/

◆日程と概要─────────────

2019年7月27日(土)、28日(日)、29日(月)【2泊3日】
集合7/27 12:30~解散 7/29 13:00頃

◆場所─────────────
大網農山村体験交流施設「つちのいえ」 http://kurashite.com/
長野県北安曇郡小谷村大字北小谷9326
JR大糸線「平岩」駅(新潟県糸魚川市)

 <行きの電車の例>
  7:10東京→12:22平岩 ※南小谷駅経由、あずさ利用
  7:52東京→11:08平岩 ※糸魚川駅経由、新幹線利用

 <帰りの電車の例>
  13:46平岩→18:55東京 ※南小谷駅経由、あずさ利用
  15:06平岩→19:12東京 ※糸魚川駅経由、新幹線利用

◆募集人数───────────
10名程度

◆参加費────────────
48,000円(宿泊費・食費込み)

◆講師─────────────
橋本久仁彦さん

◆主催─────────────
中尾聡志、中尾絢子

◆お申込み/お問い合わせ────
mailto:ordinaryworld0420 @ gmail.com
までお送りください。折り返しご連絡いたします。
お申し込みの際にはメールの件名を「光と影2019」とし、
本文に下記項目をご記入ください。

・お名前
・ご連絡用メールアドレス
・当日ご連絡のつくお電話番号
・参加ご希望の日程
・円坐、ミニカウンセリング、影舞、縁坐舞台のご経験の有無
・その他、ご質問や参加動機など、何かありましたらお書きください。

◆キャンセル規定────────
実施日の前日から起算してさかのぼり、
21日目にあたる日以前:無料
20日目にあたる日以降:20%
7日目にあたる日以降:30%
前日:50%
当日:100%

<円坐とは?>
円坐とは、円坐守人の呼び掛けの言葉に呼応して、
定められた場所と刻限に寄り合った坐衆(参加者)が、
ただ円に坐り、成り行き(道往き)を共にすることです。
円坐守人は、円坐の呼び掛け人であり、円坐の坐衆の一人でもあります。
円坐守人の役目は、円坐の場所と刻限の決定(結界)を尊重し、
「円坐」という出来事(アラハレ)に目を見張り、
話し手の言葉(事の端)に耳を澄ませ、
円坐守人として自らに約束した「聞く」という道を果敢に辿り、
刻限まで円坐(坐衆)と共に在ることです。

<影舞とは>
影舞は、誰にでもすぐできる舞いの形です。
特に、詩や歌曲などと共に舞うと、
詩や歌詞の言葉の「形」がくっきりと際立ち、
聞き慣れて当たり前に知っていた曲がこの曲ってこんな歌だったのか、
と時には涙になるような感動をもたらすことがあります。
影舞では、舞い手は楽曲をほとんど聞いていませんので、
歌の心を表現する意図を持つことができません。
にもかかわらず、影舞を見る人は、
詩歌そのものの心を普段より深く感じ取ることになります。

影舞とは影間居(影の間に居ること)。
「自分を表現する」から退きあげていく稽古。
静まる(鎮まる)稽古。
「自分」という熱が冷めていく稽古。
舞い手が無垢な在り方で、自分を踊らず、
ただそこにいると、元々の詩歌の言葉やニュアンスが
自由になって向こうから立ち上がってきます。

<講師紹介>
橋本久仁彦
高野山大学スピリチュアルケアコース講師。
1958年大阪市生まれ。大学卒業後は高校教師となり、
アメリカの心理学者カール・ロジャーズが提唱した
パーソン・センタード・アプローチに基づく「教えない授業」を10年間実践する。
その後アメリカやインドを遊学し、
人間同士の情緒的なつながりや一体感とともに発展する有機的な組織作りと、
エネルギーの枯渇しない自発的で創造的なコミュニティの建設に関心を持ち続けている。

平成2年より龍谷大学学生相談室カウンセラー。
様々な集団を対象とした非構成的エンカウンターグループを行う。
平成13年12月に龍谷大学を退職、
プレイバックシアタープロデュースを立ち上げ、
プレイバックシアター、エンカウンターグループ(円坐)、
サイコドラマ、ファミリー・コンステレーション、
コンテンポラリーダンスなど、フィールド(舞台)に生じる磁場を用いた
欧米のアプローチの研究と実践を積み重ねるも、
10年間の活動を終え、その看板を下ろす。

またその後の活動の中心となっていたフェンスワークス、
坐・フェンスの活動にも昨年一区切りをつけ、ソロ活動をスタート。
これまでの実践を東洋的、日本的視点から捉え直し
「円坐」「未二観」「影舞」「縁坐舞台」と命名した独自の活動を
各地の仲間たちとともに展開している。


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