[SIJ: 20712] 奈良・王隠堂円坐影舞 ご案内

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2020年 3月 24日 (火) 18:53:38 JST


皆様へ。



先日、3月1日に奈良県五條市の王隠堂家の御屋敷へ出稽古に参りました。

梅の咲き誇る大和の山々の頂き近くにたたずむ幽玄の風雅に包まれた古民家の相貌
は、

遠く幕末の頃に建てられてから現在までの「物語」をおのずから放射しています。

屋敷内で行った影舞の儀では、王隠堂の御屋敷そのものと舞っているような印象があ
り、格別の趣きがありました。



王隠堂という名前は、南北朝時代に都を逃れた後醍醐天皇をこの屋敷でかくまってお
助けし、

その功に対して天皇から授けられた由緒のある姓名です。



ちょうどひな祭りの頃で、大きな雛壇と先代の王隠堂ご主人の位牌の置かれたこれも
大きな御仏壇に向かって影舞を置かせていただきました。



旬の野菜を使った予約制の農家レストラン「農悠舎王隠堂」を取り仕切っておられる
奥様とスタッフの皆様にも影舞を見ていただきました。

スタッフのお一人は「影舞」という言葉をすでに知っておられて、いつかやってみた
いと思ってくださっていたとのことで、

実際に影舞を舞っていただくことができました。

奥様もにこやかに見守ってくださり、お客様に王隠堂の歴史を語り続けて飽きなかっ
たご主人の思い出も聞かせていただきました。



王隠堂家とのご縁は、王隠堂一族の娘婿である根来(ねごろ)宣幸氏と、タイ・バン
コクのまろうど円坐影舞で出会ったことで始まりました。

その後、根来さんはタイの会社運営を離れて帰国し、王隠堂家の事業の一端を担って
活躍しておられます。

昨年の徳島県上勝町での影舞出稽古にも、息子さんお二人を伴なって訪ねてください
ました。



根来さんは中国やタイで長く工場運営に携わって来られた実業家で、タイ語や中国語
に堪能で現地人の従業員をとても大切にする方です。

僕にとっては親しみとともに尊敬の念をもつ畏友です。

我々円坐影舞衆にとっても、大和の国の、梅の花咲く山の御屋敷の、王隠堂という時
空間の中での影舞は特別な経験になりました。

このたびのご縁はまさに宿世の縁(えにし)と言うべきであり、本当にありがたいこ
とでした。



さて、根来さんの御意向を受けて4月にも「王隠堂円坐影舞」を実施いたします。

農悠舎王隠堂の旬の野菜の御膳をいただき、山桜の王隠堂で円坐と影舞の儀を行う予
定です。



数組の予約のお客さまだけを受ける農悠舎王隠堂は、この世情でもお客様は減らず、
悠々とした商い振りです。



平日の開催ではありますが、謹んでご案内させていただきます。





          王隠堂円坐影舞 守人  橋本久仁彦(Sw.Deva Premi)









日時 4月8日水曜日 10時から17時まで。 



募集人数 10名(残席4名)



会場 王隠堂 <http://www.nouyusha.com/> http://www.nouyusha.com/(奈良県五條
市西吉野町湯塩154)



参会費 12,000円(御膳代金含む)



連絡先 橋本まで。





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