[SIJ: 21855] 千葉相聞茶堂と妙有真空円坐 @鶴舞公園 名古屋公会堂 ご案内

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2021年 12月 10日 (金) 10:37:18 JST


皆様へ。

 

先日、冬の妙高 寒立の円坐のご案内の折に円坐の説明として「大いなる未完」という言葉を申し上げました。





僕にとって円坐の仕事は、人生を懸けるに値する生業であり、新しい芸能の体験であり、

未曽有の出来事が連続して起こるこの時代の要求に応えうる実践的な人間の生き様の提示です。





8か月の間、互いに真剣に関わり合う円坐舞台守人十六番稽古は、

円坐舞台に関心を持って来られた方々との喜怒哀楽、厳しさと楽しさ、心の琴線に触れ合う稽古の中で、

今まで知らなかった新しい自己の精神性に出遭う道のりであるといえます。





この新しい精神性とは唯一無二の個人的、精神的な命のことですから、伝達継承は不可能であると思います。





しかし円坐舞台の上で、この人生を引き受けた「自分」というひとりの切実な「役者」として、

持てるすべてを投じて相手と真摯にふれあい、時にぶつかりあい、

指先のとがった先と先、苔の生えた人格の角と角が交差し、刺し違えるとき、

おのずと勝手に「円坐」という「伝達」は起こります。





身も心も精神もふたりの間に置いて共に本気になってかけがえのない「仕事」を「仕合う」とき、

すでに伝達は起こっています。

「円坐の伝達」は時間を越えたところに生じるものだからです。





これは大自然の一部として生きる我々にとって、時機を得れば必ず起こることです。





もっと楽しい人生にしたいな、とか自分を変えてみたいな、といった精神状態では難しいとしても、

時機を得た方々にとっては五歳から百歳まで年齢に関わらず誰にでも可能な大変分かりやすい道でもあります。





この道は完成や完了を目指す目的達成の道ではなく、

永遠に変わらぬ現在の我々のこの素顔のまま立ち上がる「大いなる未完の道」であるからです。





先月11月23日から三日間、有無の一坐は熊本県水俣市へ名残りの出稽古ドサ廻りの旅に出ました。

鹿児島空港に始まって、不知火海と八代湾を囲む天草半島を水俣市の対岸の御所の浦まで駆け巡る、

魂の大冒険となった出稽古ドサ廻りでした。





一坐一味として旅の道連れと成った方からご挨拶の言葉を頂きました。

「円坐」という精神的な舞台の「伝達」についてよく内実を示していると思いますので謹んで掲載させていただきます。





「くにちゃん、ありがとうございました。

 

 

御所浦を含む天草地方は波止場からも鯛が釣れる豊かな漁場でした。

御所浦(牧島を含む)の漁家では多くの家で門口や軒先に「えべっさん(恵比寿様)」を祀っていました。

 


11/15はえびす祭りの日。

各集落のえびす像の前で神事が行われ、全ての漁船が旗を立てて海に乗り出し、壮大なパレードを行います。

海へ感謝し、お餅やお酒を海に捧げるのです。

100槽近い船が海を大漁旗を立てて海を埋め尽くし、島中総出の賑わいだったそうです。

 

 

あのトンネルは、本当にタイムトンネルだったのですね。

有無の一坐のお仕事は、タイムトンネルを繋ぐこと とも言えるかもしれませんね。





忘れ難い旅になりました。

 


「完了」という言葉は、僕にとっては日常用語でごく気楽に使ってしまう、と申しましたが、

単に口癖ということではなく、僕には「きちんとやりたい」という病気があり、「完了」が好きなのだと思います。

人と人との関係も一回一回完了させておきたいのだと思います。





でも、このタイムトンネルを経験した今、僕らは倶会一処であり、完了などないのだ、と知りました。





大変なことになりました。。。。。





僕は新たな旅に踏み出したようです。

また、皆さんとご一緒したいと思います」。





 

「水俣出稽古に参加させていただきありがとうございました。

そして大変お世話になりました。 

関ヶ原を体験し、そのことを文章にしたものをくにちゃんが十六番稽古の参加者向けにシェアしてくれた 





「円坐守人がいることで、その土地そのもの、その土地の神様、そこで生きた方々、生きている方々と会うことが出来たら良い。」 





が正に起きた水俣出稽古でした。

温泉神社のお世話をされている71歳の方のお話を聞けたことで、今まで以上に円坐守人というものに意義を感じています。 





このような体験になったのはくにちゃん始め、有無の一坐のみなさんが長年にわたり築き上げてきたものがあるからだと思います。

そのような尊いものにご縁をいただいたことをとてもうれしく、ありがたく思います。 





今年体験したことから、円坐守人とは何であるかということが全く変わりました。

一部の人たちのためのものではなく、何の制限もなく、日常に開いたもの・・・・ここから先はまだ考え中です」。 





・・・・・・・・・





有無の一坐の名残りの出稽古ドサ廻りは我ら一坐の余生ある限り続きます。

この生が尽きても続く旅です。





来週の有無の一坐は東に向かって名残りの円坐舞台を展開します。

 

 

関東の円坐舞台景色は「千葉相聞茶堂」

中部尾張の国の円坐舞台景色は名古屋公会堂に「妙有真空円坐」

新潟妙高山には「冬の妙高 寒立の円坐」が、それぞれ紫、緑、赤の布地に白く「円坐」を染め抜いた幟を立ち上げています。

 

 

すでに時機を得た方も、時機を得んとされる方々も、

有縁を祝賀する円坐の晴れ舞台にて、互いの生き様の、指の先と先にて宿命の影を舞わせていただきたく、ご案内申し上げます。





来年4月から始まる円坐舞台守人十六番稽古を望む道々の風景の中、我ら一坐は2021年の師走の冬の道を歩きます。





まだ見ぬ未知・満ち・道の皆様との懐かしい再会を心から楽しみにしております。





口承即興~円坐影舞 有無ノ一坐  橋本久仁彦(Sw.Deva Premi)





 

 

 

みなさま





おはようございます。

雨上がりの朝空です。





今期の生駒石切円坐舞台守人十六番稽古が、

おかげさまをもちまして満了いたしました。

これから日本各地の守人の方と、

この世の名残り旅が始まります。





このたび、

千葉に参ります。





千葉には、

2021 生駒石切 円坐舞台守人衆にも、

お住まいの方がいらっしゃいますが、

その千葉に私の弟も家族と暮らしています。

今回、ご縁あって義妹と円坐をひらきます。





円坐にてご一緒してくださる方を、

募集いたします。





義妹は家でお母様を看取り、

日々の景色が変わったそうです。





昔、君津のお宅で、

お母さんに作っていただいた、

朝の大根の入ったお味噌汁の味が、

ふと、思い出されます。





「生前」という言葉は不思議です。





死前と書く方が、

意味が通じる気もするのですが、

生前とは往生する前の様のこと。





「母の生前ならびに葬儀では心を寄せていただき、ありがとうございます。」





と、書き起こされた手紙は、





「ゆっくり深く「死」を見つめる機会を母からもらいました。

もどかしい事もありましたが今は清々しい思いです。

今年の夏大阪には行けませんが、冬にお会いできる事を楽しみにしています。」





と、結ばれています。





義妹との再会は、

お母様のご縁によって、

あらたに出会うことになり、





からだを実際に運んで会いに行くので、

じわじわ楽しみが湧き起こってきます。





先日の秋の西多摩、

そして今回の冬の千葉に続きまして、

年の暮れの12月29日には「円坐ひとひろ江戸へいく」、

その翌日12月30日は「2021 盆暮円坐」へと東京へも参ります。





関東は、関西から物理的な距離も遠くて言葉も音も違いますが、

実際にその土地へ出向き人と会うと景色が変わってしまうのは、

本当に不思議です。





それでは、

このたびのご縁 お待ちしております。





有無の一坐 松岡弘子





< 千葉 相聞円坐 開催要項 >





◇ 日 時 令和3年 12月16日(木)13時15分~16時45分

◇ 場 所 茶室 好日亭(千葉県千葉市中央区弁天3)

◇ 守 人 松岡 弘子

◇ 会 費 四千円

◇ 申 込 soumon.enza @ gmail.com 松岡 弘子





妙有真空円坐 @鶴舞公園 名古屋公会堂 ご案内





みなさま





このたび12月12日(日)、

鶴舞公園内の名古屋公会堂におきまして、

妙有真空円坐を開催させていただきます。





見慣れた日常の景色や人や物事が、

初めて見る景色のように、

衝撃的で、

驚きの連続になることがあります。





景色とは一体どこに、

展開しているのでしょうか。





景色は個人の気持ちの中にはなく、

ランドスケープでもないようです。





景色が風景になった瞬間からある、

ふるさとの場所の存在でしょうか。





それでは、伊藤妙さんから、

妙有真空円坐ご案内の言葉です。





………………………………





この度、松岡弘子さんにお声がけをいただき妙有真空円坐の事務局を務めることとなりました。





くぅさんには今年4月、守人として名古屋にきていただきました。

その時の円坐が『真空妙有円坐』でした。





真空妙有 と 妙有真空





今も変わらず、妙有真空には

落ち着きのなさを感じます(笑)

そんな妙有真空がくぅさんの守人でどんな場になるのかも楽しみです。





ご縁のある方のお越しをお待ちしております。

どうぞよろしくお願いします。





伊藤妙





………………………………





妙さんとのこの一年間の時間は、

昨年大阪中之島公会堂で開催した、

イブイブ円坐から急展開しました。





かれこれ一年。

他者のまなざしは不思議です。





いくらひとりで頑張っても、

この時間の流れにはならなかったと思います。





出稽古の空間や石切稽古を通じて時間をかけ、

醸造され熟成しながら発酵したとも言えます。





発酵と腐敗は同じ作用ですが何かが違います。





やはり自分以外の他の方々の、

まなざす空間が大きいのではないかと思います。





今までずっと平行線だった距離も、

相手の姿をみつめて、向き合うと、

急激に変わりました。





各地に幟を立てる円坐守人の誕生を祝って、

ささやかに祝杯をあげ、

これからの本番を対峙し仕合っていきます。





今年もクリスマスイブイブの12月23日に、

有無の一坐の橋本悠氏とともに守人をつとめ、

今年は逢坂千代崎にてイブイブ円坐を開催いたします。





自分という世界の先端の崖っぷちに立つと、

二人の間には、視えない深い河が見えます。





その二人の間柄=関係性という河に向かって、

飛び込んで初めてあらはれる橋本悠氏の姿があります。





こちらもあらためてまたご案内いたします。





色づく秋が日増しに深まるなか、

いよいよ年の暮れへと加速しています。





それでは、

名古屋の鶴舞公園内名古屋公会堂にて、

このたびのご縁をお待ちしております。





有無の一坐 松岡弘子





< 妙有真空円坐 開催要項 >





◇日時 令和3年12月12日(日) 9:15〜16:15

◇場所 愛知県名古屋市鶴舞公園内

◇会場 名古屋市公会堂4階特別室

◇守人 松岡弘子

◇内容 未二観 影舞 円坐 縁坐舞台

◇会費 八千円

◇申込 tee.aito @ gmail.com 伊藤妙

 



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